【ORASシーズン11】サザングロス・ギャラトドン【最終2152/39位】

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 まずは一言。シーズン11もお疲れ様でした!

 シーズン9以降、ずっとデフレ傾向が続いたレートですが、今シーズンは夏休みとかぶっていたためか、2200以上が21人も出た、ややインフレしたシーズンとなりました。

 自分もあわよくば2200に乗せようと思い、特に最終日は頑張ったのですが、残念ながら数歩及ばず……

 とはいえ何回溶かしても2100には一応戻すことができたので、パーティ自体にはそこそこのポテンシャルがあったと信じております。ということでいつものことながらパーティ紹介を。いつもながらなんとなく常体で書いています。

※念のためですが、H=HP A=攻撃 B=防御 C=特攻 D=特防 S=素早さです。

※リンク先はすべて無断リンクですので、問題がある場合、恐れ入りますがご一報ください。

 

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f:id:surfacebook:20150915155054p:plainサザンドラ (NN:トリシューラ)】

性格おくびょう 特性:ふゆう 持ち物:こだわりメガネ

実数値:173(44)-*-110-177(252)-111(4)-158(204)

技構成りゅうせいぐん あくのはどう きあいだま かえんほうしゃ

 これまでこだわりアイテム持ちのサザンドラを実は使ったことがなかったので、今季はこだわりメガネのサザンドラを使うことをコンセプトにパーティを組んだ。性格をひかえめにするか、それともおくびょうにするかは迷うところだが、メガシンカ前最速ガルーラや、メガシンカ後準速以下ガルーラの上からきあいだまを打てるというところに魅力を感じおくびょう個体を採用。調整についてはカラーさんのおくびょうサザンドラ@こだわりメガネの調整をそのまま拝借した。

 初手のようきメガガルーラ対面については、ねこだましすてみタックル(おんがえし)を打たれるとそのまま死んでしまうので、ねこだましを打たれたら素直に引くべきである。ただ、露骨にゴツゴツメットを持っていそうなギャラドスや、ガルーラメタとして名高いゲンガーの存在が裏にちらつくためか、メガシンカをしないでねこだましをしてくることもまま見られた。ねこだましを持っていない個体も多いので(シーズン11のねこだまし所持個体は36.7%)、基本的には初手つっぱりを推奨したい。もっとも、きあいだまを外すとそのまま負けに直結するので、あくまでサザンドラガルーラが初手で対峙した場合の話であるが。

 調整意図についてはリンク先で言及されているのでここでは詳しく述べないが、Sを最速霊獣ランドロス抜き(204振り)にするか、それともろくさんの調整のように、ガルーラやルカリオのような最速90族抜き(196振り)で留めておくかは好みの別れるところだと思う。Sを196振りまでに留め、余りをHにまわすことで、ちょうど様々な面でアドバンテージのある16n-1調整になるため、最速霊獣ランドロスを意識しないのであればそちらの調整のほうが良いかもしれない。今回はこだわりスカーフ持ち以外の霊獣ランドロスの上なら絶対に取れるというメリットを重視し、158までSを上げた。

 技構成についてだが、上記の技はどれもよく使うものであり、他に欲しいと思う技はいろいろあれど、結局この4つに落ち着いた。一時期流行っていたASメガヘラクロスの上を確実に取ることができるため(ひかえめの場合同速の危険性がある)、ASメガヘラクロスを確実に殺し、HAメガヘラクロスも中乱数(94.1%~111.2%)でもっていけるだいもんじを長い間採用していたが、メガヘラクロスサザンドラ相手に突っ張ってくるかはかなり疑わしく、後出しされることの多いクレッフィに対しても、おくびょうにしている弊害でHD特化クレッフィを3割の確率でしか落とすことができない(89.5%~105.5%)。そのため、最終的には命中安定であるかえんほうしゃを採用した。かえんほうしゃでも仮想敵の1体であるHAメガクチートに対してぴったり確一を取ることができるので(100.6%~118.4%)、基本的にはこれで十分だと思われる。

 パーティにおけるこのポケモンの役割としては、こだわりメガネ持ちのポケモンらしく、とにかく有利対面をつくって相手に負担をかけていくことにつきる。特にこのポケモンで相手の物理受けを落とすことができるかどうかが勝敗を分けることが多いため、カバルドンクレセリアなどの物理受けに交代してくることが読めるときは、積極的に釣りだし交換をするように意識した。ただ、おくびょうにしている関係上、物理受けのカバルドンやFCロトムりゅうせいぐんが微妙に耐えられてしまうことも何回かあり(98.1%~115.8%)、この役割に特化するのであればひかえめでの採用も良いかもしれない。

 はじめてこだわりメガネ型を使ってみた感想だが、とにかくその突破力の高さに驚かされた。特に前シーズンで使っていた型が、ゴツゴツメット持ちの物理受けという残念すぎる火力のものだったため、なおさらそう感じたのかもしれない。ただレート中盤以降、ちょうはつを持っていれば完封できそうなポケモン(サンダーなど)に苦しめられたり、ウェポンの打ち分けができていれば1体で崩壊させられるという並びに何回も遭遇したりしたため、いのちのたま持ちのちょうはつ+3ウェポン型が恋しくなることも少なくなかった。

 それでも、いのちのたま型のようになるべく突っ張り続けて対面から突破していくのではなく、サイクルを回していく中で有利展開から相手を崩壊させていくというこだわりメガネ持ちの戦い方は、サイクル戦特有の読み合いの楽しさを生み出してくれて、なかなか使っていて楽しいと思える型だった。サザンドラは何を持たせても活躍してくれる素晴らしいポケモンだと改めて実感した次第。選出率第3位。

  

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f:id:surfacebook:20150915155254p:plainメタグロス (NN:ひたぎり)】

性格:ようき 特性クリアボディ→かたいツメ 持ち物メタグロスナイト

実数値(通常):167(92)-177(172)-153(20)-*-111(4)-129(220)

実数値(メガ):167(92)-187(172)-173(20)-*-131(4)-173(220)

技構成しねんのずつき アームハンマー れいとうパンチ バレットパンチ

 シーズン9でも使っていたフルアタ型のメガメタグロスを再び起用した。ただ、今回はじしんではなくアームハンマーを採用しており、努力値調整に関しても修正を加えている。

 耐久調整に関しては、6n-1にするためのH92振りは前回とは変えず、メタグロス使いとして名高いSAZINさんの調整を参考に、さらにBに20振ることでいじっぱりようきガブリアスのじしん+さめはだのダメージを確定で耐えるようにした。もともとメガメタグロスはHに少し振るだけでガブリアスとタイマンで殴り合えるというところに魅力があったが、ガブリアスと1体1交換をするだけでなく、生き残って後続に対して負担をかけることができるかどうかで、その後の展開に大きな大きく違いが出てくるので、この調整変更は正しかった。生き残ってしまうことで、メガガルーラグロウパンチなどの起点になってしまうというのは不安要素として残るが、こちら側としてもアームハンマーで大きく削ることができるので、みがわりを張る隙などを与えないなど最低限の仕事は遂行できる。

 AとSについては、アームハンマーを採用するということを前提に再調整した。ようきメガメタグロスの場合、A252振りアームハンマーでもH4メガガルーラすら3割程度の確率でしか落とすことができない(88.3%~104.9%)。性格をいじっぱりにしてしまうのも一つの手だが、そうするとせっかくこだわりスカーフ持ち以外のガブリアスを上から殴れるという強みを失うことになってしまう。そのため、ガルーラを一撃で落とすことはほぼ諦め、メガメタグロスが誘うポケモンに対して十分な威力が確保できるA172振りまでに留めた。

 A172まで振ると、防御特化のナットレイブラッキーを確定2発で落とすことができるようになり、そのまま強引に突破することも可能になる。また、H203メガガルーラに対してもアームハンマー(75.8%~89.6%)+バレットパンチ(22.6%~27%)で高確率で処理できるのも覚えておくと役に立つ。アームハンマーを打つとSが一段階下がってしまう関係上、ふいうち警戒のため1回ギャラドスなどに引く必要が生じるのが辛いところ。

 アームハンマーを採用したことで、バンギラス入り構築に対してもかなり強く出ることができるようになったことも付記しておこう。例えばバンギラスドリュウズ+メガボーマンダのような砂展開をしてくる相手には、このメガメタグロスと後述するギャラドスを選出していれば、安定して勝つことができる。その際、火力補正アイテムを持っていないドリュウズのじしんは確定耐え、攻撃特化メガボーマンダの1舞じしんは最高乱数以外耐えということを覚えておくと動かしやすい。

 その他、メガギャラドスマンムーといった厄介なポケモン相手にもアームハンマーがあることで隙を見せることがなくなったし、メガルカリオに関しても、じしんだと落とせるかどうかは乱数が絡んでくるが(このA配分だとメガルカリオがB無振りでも落とせる確率は5割を下回る)、アームハンマーだとかたいツメ補正がかかるため、命中率を考慮してもこちらのほうが安定して落とすことができるようになる。

 アームハンマーを採用したことで抜くことになったじしんについてだが、もともとじしんを打ちたいであるギルガルドメガクチートは一撃で落とすことができないという問題があった。特にギルガルドの場合、ともすればじゃくてんほけんのスイッチを押して大変なことになってしまいかねないため、メガメタグロスに有効打を持たせることを諦め、素直に後続に任せるという方法を取ることにした。メガクチート入りに対しても、初手で出されることの多いHCポリゴン2アームハンマー2発(58.3%~68.7%)で落とせるというのはむしろメリットであり、メガクチートの処理は他のポケモンに任せるという立ち回りである程度なんとかなった。一応アームハンマーバレットパンチがあるため、こちらに関してはある程度削った後ならそこそこ戦えるということも、じしん切りを決断させた要因である。

 その他のメジャーな地面弱点持ちに関してだが、ヒードランに対しては、少し削った後にアームハンマーを打てば十分落とすことができ、流行のでんきポケモンは浮いているやつばっかりなのでじしんがそもそも刺さっていない。じしんは非接触技であるため、接触ダメージを受けないことは評価できるが、それは同時にかたいツメ補正が乗らないことも意味しており、火力に欠けるきらいがある。パーティの構成にもよるが、特にサイクル戦中心のパーティであれば、アームハンマーの採用率はもっと上がって良いと感じた。

 ちなみにシーズン11ではじしんの採用率が49.5%だったのに対し、アームハンマーの採用率は21.7%と半分以下だったようである。この採用率の低さは、アームハンマーの持つSダウンという追加効果が、ガブリアスなどの主要なポケモンを抜けるメガメタグロスとアンチシナジーを起こしてしまっているということと無関係ではないだろう。しかも前述したように、H4振りメガガルーラですら確定で落とすことができないという絶妙な火力不足加減も、採用を躊躇させてしまっている要因になっていると考えられる。

 実際、自分自身も、特にようき個体で採用するメリットについては当初懐疑的であった。しかし、Sダウンについては安定して受けることができるポケモンを裏に用意していれば解除できるものであるし、なによりメガメタグロスが誘うあくポケモンやはがねポケモンの一部に対し、ある程度想定外の有効打を持つことができるというのは大きかった。どちらかというとSダウンについては諦めているので、命中率を100に上げるか威力を120にしてほしいというのが、一メタグロス使いとしての望みである。

 S調整についてだが、ここまでで残った努力値を無駄のないようにSにまわすと、ちょうど準速メガボーマンダ抜きになる。シーズン9で用いていたメガメタグロスのSはガブリアス抜きに調整していたが、シーズン11ではボーマンダが再び増えてきたことや、物理受けジャローダファイアローなど、ガブリアス抜きに調整されているポケモンも一定数いたことから、準速メガボーマンダ抜きは有意義だったと感じた。Aを削って最速になるまで振るというのもなしではないが、結局準速ファイアローやゲンガーとは同速勝負になってしまい、いまいち安定しない。それならば、変に同速勝ちを期待して行動することができなくなるようにSを落とし、それらのポケモンに対しては裏で処理するというルートをとったほうが、安定して勝ち筋をつかみやすい。そういう意味でも最速にしなくて良かったと思われる。

 残りの技構成にはフルアタ型として定番のものを選んだ。そこそこ見たあくび持ちのニンフィアがかなりめんどくさかったため、展開を思うようにさせないよう、コメットパンチないしアイアンヘッドが欲しい場面もあったが、採用しているどの技もよく使うため切ることができなかった。入れ替えるとすればしねんのずつきだと思うが、有利対面のはずのヘラクロスローブシンに隙を見せるのも癪だし、なによりしねんのずつきがあればスイクンやFCロトムなどを強引に突破できる可能性が生まれるのは大きい。

 物理竜に対する有効打であるれいとうパンチは言わずもがな有用で、サザンドラで相手のガブリアスげきりんを誘い、そのままれいとうパンチで倒すという処理ルートがとれたときは大体勝つことができた。裏に露骨にゴツゴツメットを持っていそうなギャラドスがいるためか、サザンドラ対面でメタグロス交代読みのじしんを打たれたことは1回しかなかったと記憶している。ただ、特にきあいのタスキ持ちのガブリアスの場合、ステルスロックから入ってくる可能性もあり、必ずしもサザンドラメタグロスの受け出しが安定したというわけではなかった。

 カイリューに対してはサザンドラからスタートするというよりも、メタグロスを先発で出してギャラドスに引き、そこから展開していくというやり方のほうが安定する。初手でメタグロスガブリアスが対面した場合は、基本的にはギャラドスに引いたほうが安定するが、ステルスロック展開をしてきそうな構築と判断できたり、ガブリアスさえ処理してしまえば裏のポケモンで勝てると考えた場合は、そのままメタグロスで突っ張って強引に処理しにいっていた。メガメタグロスははがねタイプにもかかわらず、ガブリアスに突っ張って返り討ちにすることが可能なポケモンであるため、相手に安易に交代読みの行動をさせないというところも強みの一つとして挙げられよう。

 なお、いくらメガメタグロスに耐久があるといっても、ガブリアスが火力補正アイテム持ちの場合に突っ張ってじしんを打たれると当然落とされてしまうし、実際Twitterでも「こだわりハチマキ警戒しないとか沼かよこいつ」というお怒りの声を聞いたことがあった。ただ、ギャラドスサザンドラなどじしんをスカせるポケモンに交代されることを考慮してか、初手こだわりハチマキ持ちのガブリアスにじしんを打たれたのは数百戦して1回しかなく、その他のこだわりハチマキ持ちガブリアスは全員げきりんを選択してきていたので、対ガブリアスでの突っ張りはそこまで分の悪い選択でもないと考えている。もちろん、裏のポケモンの処理にメタグロスが必要な場合は大きく削られるわけにはいかないので、相手のパーティによって立ち回りを変える必要があるのは言うまでもない。

 最後にバレットパンチについてだが、このパーティはメタグロス以外に先制技持ちがいないため、なかば必須といえるほど便利な技だった。削れたポケモンを上から落としつつメガシンカしてSを上げるという芸当も可能にさせてくれるが、相手としてもメタグロスより速い削られたポケモンに対し、バレットパンチがとんでくるということは読みやすいため、交代読みで技を打つかどうかはかなり悩ましい。特に、バレットパンチを読んで、ガブリアスゴツゴツメット持ちのポケモンなどで定数ダメージを入れにくるという立ち回りをされることがかなり多く、その場合辛いサイクル戦に持ち込まれやすい。

 じゃあバレットパンチではなく交代読みの行動をするほうが良いのかというと、相手も交代読みの行動を警戒したり、その選択にそもそも気づいていなかったりするということもままあるので、こればかりはどちらの行動が安定択かと結論づけることはできない。強いて言えば素直にバレットパンチを打ったほうが安定すると思う程度である。削れたそのポケモンを相手が残す価値があると考えている、あるいはゴツゴツメットやさめはだなどの定数ダメージを入れにくると判断した場合は、強気に交代読みの行動をすると成功する可能性が高いと思うが、結局は相手のレート帯や時間帯なども考慮したうえで行動する他ない。堂々の選出率第1位。

 

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f:id:surfacebook:20150915155836p:plainギャラドス (NN:BOZZ)】

性格:わんぱく 特性:いかく 持ち物ゴツゴツメット

実数値:197(212)-145-144(252)-*-120-107(44)

技構成たきのぼり こおりのキバ でんじは ちょうはつ

 シーズン11の裏テーマとして、シーズン9に挫折した「ギャラドス入りのサザングロスを使う」というものを掲げていたので、物理受けの枠はギャラドスで固定して考えた。昨今ではメガガルーラ以下のSを持った物理受けは安定しないという風潮があるが、実際物理受けとしてギャラドスを使うと、上からいわなだれを打たれて何もできずに死ぬわ、いかくを1度入れたところでグロウパンチすてみタックルが受からないわで、評価がいまいち上がらない理由は容易に理解できた。メガガルーラ対策として物理受けギャラドスを用いる場合、ひぐまさんのシーズン7の構築のように、霊獣ランドロス(こだわりスカーフ持ちが望ましい)などのいかく持ちポケモンをもう一体採用し、パーティ全体で削っていけるようにしたほうが安定すると思われる。

 ただ、ガブリアスカイリューなどの物理竜に対する役割遂行能力はそれなりに高く、ギルガルドやメガリザードンXY、ゲンガーあたりにも後出しが効かないこともない。そしてなにより、タイプ的にメガメタグロスと相性が良い物理受けであるというところは高く評価できる。このあたりはぶいえぬさんのシーズン8の構築を発端として一時期流行した、物理受けギャラドス入りのメガクチート軸と近い発想だろう。ただ、メガメタグロスにはメガクチートのように、舞ったら全抜きも狙えるような決定力があるわけでもないので、ギャラドスを何度も受け出ししなければならないようなシチュエーションが発生しやすく、回復ソースのないこの型では過労死することも多い。そのため、取り扱いはかなり慎重に行う必要があり、相手によっては消極的に受け出すのではなく、むしろ先発で出してアドバンテージを取っていったほうが良いというケースもかなり見られた。

 努力値調整に関しては、S4振りクレセリアを抜けるだけのSを確保しつつ、なるべく物理耐久を上げるため、Bを最大まで振り、残りをHに振り切った。Bを244振りにするとちょうど11nとなり、最も努力値配分効率が高い調整になるが、そこから実数値を1上げる程度ではそこまで無駄が出るわけでもないので、素直にBを最大になるようにしている。また、ここから残りをHに振り分けるとちょうど6n-1になり、ゴツゴツメットなどの1/6ダメージを最小に抑えることができるようになるのもグッド。AやDに関しては、少し振り分けたところで特に乱数が変動することもないようなので、ある程度ガッツリ振るわけでもなければ特にいじる必要を感じなかった。むしろASマリルリにはらだいこを打たせないようにSにもう少し振りたかったのが本音であるが、それで耐久を削ってしまってた場合の本末転倒感が凄まじかったので、そのあたりは割と諦めている。

 技構成は物理受けのギャラドスとしては基本的なものを選択した。ただでさえ火力に乏しい型なので、なるべく削れるようにタイプ一致ウェポンを採用することは確定。たきのぼりとアクアテールのどちらを採用するかは好みが分かれるところであるが、パーティ全体で命中不安技を多く採用しているため、命中安定でありでんじはとの組み合わせでまひるみも狙えるたきのぼりを選んだ。また、物理竜の相手をするという役割を考えると、こおりのキバを外すことも考えられない。ただ、こおりのキバだとせいぜい物理竜を”削る”程度の役割しか果たせないのは悲しいところである(B4振りガブリアスに対して67.7%~80.8%)。物理受けとしてギャラドスを用いる場合、ゆきなだれが没収されてしまった弊害はやはり大きい。

 補助技に関してはある程度の選択肢が存在しており、このパーティでの耐久ポケモンの処理ルートが限られていることから、どくどくを採用するべきかはかなり悩んだ。また、前述したように物理受けにもかかわらず回復ソースがないため、ねむるの採用もあり得る範囲である。加えて、ねむるとシナジーがあり、催眠対策が薄いというパーティ全体の問題をカバーするために、ねごとを採用するというアイディアもあった。ただ結局、最終的にはでんじは+ちょうはつという組み合わせのほうが、相手にできる範囲が広く、後続のポケモンのサポートになると判断した。特にこのパーティは相手の展開を防げる手段が少ないため、ちょうはつの有用性は高かったように思う。反面、物理受けギャラドスということが相手にバレた場合、真っ先に持っていることが疑われる補助技2つでもある。特にみがわり持ちやラムのみ持ちの高速アタッカーには押し切られる可能性が高いので、そのことを常に意識した上で立ち回っていく必要がある。選出率第2位。

 

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f:id:surfacebook:20150915155901p:plainトリトドン (NN:ヒロヒト)】

性格:おだやか 特性:よびみず 持ち物:たべのこし

実数値:209(180)-*-100(92)-114(12)-143(220)-57(4) ※S25個体

技構成:ねっとう だいちのちから じわれ じこさいせい

 ギャラドスといえば、ライボルトランターンなどの電気耐性を持つポケモンがコンビとして組まされることが多いが、このパーティで相棒として採用したのはトリトドンである。水+地面という優秀なタイプを持つだけでなく、特性よびみずにより相手の水技を基本的に全てシャットダウンできるため、どくどくを持っていないスイクンやサンダーをほぼ完封することが可能。その他、相手の型にもある程度依存するが、ギルガルドやゲンガー、ボルトロス、FCロトムクレッフィのような、今回の型のメタグロスがタイマンで相手をあまりしたくないポケモン相手に後出しして、負担をかけていくことができる。

 トリトドンは本来物理受けも特殊受けもどちらもできるポケモンであるが、このパーティではギャラドスが物理受けを担当しているということもあり、上記のポケモンに安定して繰り出すため、特殊に厚くなるように調整を施した。Hはたべのこしの回復効率だけを考えるのであれば16nで良いのだが、じこさいせいは奇数のほうが回復量が上がるため、16n+1である209にするのが妥当だろう。性質上、かなり粘る戦いを強いられるので、こういう細かい調整をするかしないかが思った以上に重要になってくる。

 Dは特に何かを意識することなく、努力値効率が最大になる11nになるように振った。耐久の目安を参考までにいくつか例をあげると、特化ギルガルドやおくびょうCSメガゲンガーシャドーボールの1発目でDダウンを引かれたとしても、たべのこしの回復込みで確定耐えする(33.4%~40.1%+50.7%~60.2%)。また、いのちのたまを持った化身ボルトロスきあいだまでもダメージは34.9%~41.6%に留まり、たべのこしによる回復まで考慮すると、3回連続で当てられたとしても落とされる確率は3割を切る計算になる。

 役割対象の中で厄介なのがくさむすびをもったボルトロスなのだが、シーズン後半よく見たC無振りの個体の場合、くさむすびのダメージが44%~53.5%であり、たべのこしの回復を含めると高確率で2ターン目も生き延びるため、ねっとうの一発目でやけどを引くことができれば、あとはじこさいせいを連打しているだけで一方的に倒すことができる。3割に頼ることになるのであまり有効な手段とはいえないが、実際これで3回ほどくさむすび持ちHDボルトロスを突破したことがあるので、くさむすび持ちであっても強引に突破できる可能性があるというのは心に留めておくと役に立つかもしれない。

 残りの努力値はBにほとんど振り分け、CはブレードフォルムのH252ギルガルドをだいちのちからで確定一発になる程度に留めた。特殊受けとはいえBをここまで振ると、たべのこしの回復込みで特化ギルガルドのシャドークロー2発(42.1%~50.2%×2)やA2段階上昇のシャドークロー(83.7%~99%)、特化メガクチートのじゃれつく(83.7%~99%)、特化メガバシャーモとびひざげり(81.8%~96.6%)を確定耐えすることができるようになる。もっとも、物理型のギルガルドの場合、そのままつるぎのまいを積まれ続けると突破されてしまうし、メガクチートメガバシャーモともにだいちのちからでは一撃で落とすことができないため(H252メガクチートに対して64.9%~77.7%、H44D4メガバシャーモに72%~85.7%)、基本的に物理ポケモンは後続に任せるべきである。

 Sは最遅ギルガルド抜かれになるように実数値が57になるように個体を厳選した。Sが27であれば努力値を振ることなく実数値57が実現できるが、この振り方だとどちらにせよ努力値が4余るため、S25でも特に問題はなかった。あまり遅すぎると麻痺の入ったメガゲンガーに抜かれてしまうことになるので、ライカさんの言うように最低でもSは51以上を確保したほうが望ましい

 技構成は火力の低さを誤魔化し、相手の耐久ポケモンを一撃で持っていくじわれ、粘り強く戦うことができるようにするためじこさいせいは確定で良いと思うが、残りの2枠は見たい相手次第で変えてしまっても良いかと思う。特にこのパーティの場合、高耐久ポケモンをじわれだけで見ようとしている節があるため、クレセリアなどのじめん技を無効にするポケモンが相手の場合、こちらも有効打がないという事態に陥ってしまう。実際は相手もこちらのトリトドンなどのポケモンを警戒してか、クレセリアの選出は控えめであったが、より耐久ポケモンに対して安定させるためにはどくどくを仕込んでおいたほうが良いかもしれない。

 ただねっとうを切ると、特にHDファイアローの処理が怪しくなり、だいちのちからを切ると今度はHDクレッフィの処理が難しくなってしまうため、最終的にはねっとう+だいちのちからの2ウェポンで落ち着いた。ねっとうの汎用性の高さは言うまでもなく、だいちのちからもメガゲンガーメガクチートをメガメタグロスバレットパンチ圏内に乱数次第ではあるが持っていけるため、なんだかんだ有用であった。10%ではあるがDダウンの効果も強い。

 これまで一度も使ったことがなかったということもあり、使い始めた当初はあまり信用していなかったが、シーズンが終わる頃には絶大な信頼を置いていたポケモン。実際、型は違えど高レート帯でちらほら見かけたポケモンでもあり、高い選出誘導能力を持っていることも含め、環境にそれなりに刺さっていたポケモンだったと言える。ただ、ねっとうにしろじわれにしろ、3割が引けないと結局話にならないポケモンでもあるので、いかに試行回数を稼ぐかが重要になる。3-4回じわれを打っても当たらなければ素直に諦めよう。選出率4位でありながら選出時の勝率は1番高かった。

 ちなみに使っていたのは東の海(青いほう)の個体だったのだが、東の海の後ろ向きGIFが見つからなかったので渋々西の海のほうのGIFを用いている。東の海の後ろ向きGIFの所在をご存知の方がいたら誰か教えてくださいm(__)m

 

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f:id:surfacebook:20150915155054p:plainエンテイ (NN:サカズキ)】

性格:いじっぱり 特性:プレッシャー 持ち物:とつげきチョッキ

実数値:207(132)-183(252)-102(4)-*-96(4)-135(116) ※B24個体。理想値は106

技構成:せいなるほのお ストーンエッジ じならし ニトロチャージ

 トリトドンで相手をすることが難しい草技持ちや、トリトドン側から有効打のないドラゴンタイプの特殊ポケモンが相手がいた場合などに投げる第二の特殊受け。とはいえ、あくまである程度特殊耐久があるだけなので、高火力を押し付けてくる相手への後出しは危険であり、積極的に出して負担をかけていくというやり方のほうが活躍が見込めると思われる。

 努力値は天候ダメージが最低になるようHが16n-1、Sがキノガッサなどの最速70族抜きになるよう振り分け、Aに全振りした後、余りをBDに振り分けた。とはいえ、もともと妥協個体ということもあり、あまりこのポケモンに関しては細かい調整を行っていない。Aは244振りだとちょうど11nになるため、その余りをSに振れば最速メガバンギラス抜きになるが、エンテイメガバンギラスを見るということは基本的にしないので、Sに振るのであれば仮想敵を定め、もっと耐久か火力を削って思い切って振ったほうが良いだろう。とりあえずこのSの数値でもニトロチャージを1回積めば130族であるメガゲンガー抜き抜きになるため、特に問題と感じたことはなかった。

 トリトドンと同じく、ゲンガーやギルガルドの攻撃に受け出しすることが一応可能なであり、さらに草技持ちの可能性が高いメガリザードンYウルガモスの相手もすることができるため、地面弱点という共通点はあるものの、メタグロスとはかなり相性が良い。おくびょうCSメガゲンガーシャドーボールは1回目でDダウンを引いたとしても2耐えするため(33.8%~40.5%+50.7%~59.9%)、受け出しから返しのニトロチャージ+せいなるほのおで持っていくことができるし、H252メガゲンガーに対しても火傷まで含めて考えると高確率で倒せる(31.1%~37.7%+61.6%~73.6%)。

 特殊型のギルガルドに関してはもう少しシビアで、一応このB個体値でも特化シャドーボール2回(33.8%~40.5%*2)+A4振りかげうち(18.8%~22.2%)のすべてで上の乱数を引かれない限り落とされないが(2回落とされた)、そもそもじゃくてんほけんを持っていることも考慮すると、一撃でH252ギルガルドを落とすことのできないこの型では、受け出し自体があまり安定しているとはいえない。特殊型のギルガルドに関しては、下から殴って一撃で落とすことのできるトリトドンのほうが安定していると言える。

 反面、せいなるほのおの追加効果が5割の確率で発動するため、ねっとうにしろじわれにしろ、3割という頼りない数字に依存することになるトリトドンより、受け出されるポケモンに対して圧力をかけることができるのは強みである。エンテイが重い構築が相手の場合、有利対面でせいなるほのおを打つと、ラムのみ持ちでもないのにガブリアスマリルリ、霊獣ランドロス、果てはグライオンといったポケモンがひょいひょい出てくるので、燃やすことができればその時点で大きなアドバンテージを取ることができる。ただ所詮5割であり、過信できる数字ではないので、あまり信頼しすぎて動かないようにしたほうが精神衛生上良い。命中95%がまったく当てにならないことを身を持って教えてくれたポケモンでもあった。

 シーズン11で上位の使用構築にエンテイ入りが複数あることからも、今シーズンはエンテイの再評価が進んだシーズンだったと言える。一方、それはすなわちエンテイへの警戒レベルが引き上がったことも意味しており、想定以上に動かしづらいと思わされる場面が多く、レート終盤では選出を躊躇することも増えてしまった。特にガブリアス入りの構築の場合、偶発的に対面させてしまった場合に、相手の型や選択次第ではリカバリーが難しいことを考慮すると、初手で出しにくくなってしまった。これは構築上の欠陥だったと反省している。

 加えて、エンテイといえばまずとつげきチョッキ持ちかこだわりハチマキ持ちが警戒されるため、相手から行動を読まれやすいという側面も使いづらさを助長していたように思う。たべのこしをトリトドンに取られているため、いわゆる”ノイテイ”型はこのパーティだと採用しづらいが、オボンのみなどを持たせて補助技を絡ませながら、より柔軟に立ち回れるよう調整してみても面白かったかもしれない。選出率5位。

 

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f:id:surfacebook:20150915155951p:plainゲンガー (NN:エルム)】

性格ひかえめ 特性:ふゆう 持ち物こだわりスカーフ

実数値:135-*-81(4)-200(252)-95-162(252) 

技構成シャドーボール ヘドロばくだん マジカルシャイン ねごと

 このパーティの地雷枠にして、構築上の穴を逆手にとって相手を半壊させる影の功労者(ゲンガーだけに)。このパーティの並びを見た時、ゲンガーの型は十中八九メガシンカきあいのタスキ持ちと予想されるはずなので、相手の虚を突いた行動を取りやすく、使っていてとても楽しいポケモンだった。反面、ゲンガーの持つ柔軟性を犠牲にしているため、選出する際には腐らないように気を使う必要がある。

 こだわりスカーフを持たせることで、ゲンガーの上を取れていると相手が考える多くのポケモンを奇襲することができる。具体的に言うとこだわりスカーフ持ちのサザンドラや準速ガブリアス、Sが1段階上昇した準速メガリザードンX/Y、ジャローダゲッコウガなどがそれである。特にサザンドラゲッコウガジャローダは構築上重いポケモンなので、それらのポケモンが入った構築相手の時はなるべく積極的に出していくようにした。

 努力値は特に細かい調整を加えることなくCSに振り切り、余りをなんとなくBに振っている。Sを準速メガリザードンX抜きにし、余りをHに振って16n-1にしている調整を一時期採用していたが、準速メガリザードンXを抜く調整にしているポケモンに同速で負ける可能性を恐れ、最終的にSに振り切った。いくらゲンガーに耐久がないといえど、弱点を突かれたり攻撃補正アイテム持ち(メガシンカ含む)ではない攻撃であれば1発は耐えることが多いため、この調整でも大きな問題はなかったと思われる。

 技構成はタイプ一致であり広く等倍ダメージを与えることができるシャドーボールと、ジャローダを一発KOすることができ、追加効果も期待でき威力も高いヘドロばくだんをまず確定させた。マジカルシャインはややピンポイントになるが、サザンドラゲッコウガを意識しての採用となっている。サザンドラに関しては4倍弱点になるため、きあいのタスキ持ち以外の全ての型をワンパンで沈めることができるのが大きかった。この構築はサザンドラに対してとても薄く見えるため初手に誘いやすく、マジカルシャインサザンドラを落とすことができた試合の大半は勝利している。実際、サザンドラ入り構築への勝率は8割を超えており、サザンドラが選出されていた場合は9割以上勝利していたということからも、このゲンガーの活躍ぶりが見て取れよう。

 ゲッコウガに関してはマジカルシャインだと4割弱(89.7%~106.1%)の確率でしか落とせないので安定感に欠けるが、両刀型でDに下降補正をかけている個体も一定数いたためか、思っていたよりも一撃で沈めることが多かった。仮に落とすことができなかったとしても、いのちのたま型の場合はその後の珠ダメージでたいてい死ぬので、1体1交換という最低限の仕事は果たしてくれる。確実に落としたければきあいだま採用が望ましいのかもしれないが、ただでさえサザンドラメタグロスで命中不安技を多く採用ししているという事情に加え、レート終盤ではきあいのタスキ持ちのゲッコウガも増えてきたことから、メガメタグロスバレットパンチ圏内に入れてくれれば十分だと考えた。

 最後の枠はいろいろな選択肢があるかと思うが、このパーティでは当初催眠対策を取っておらず、レパルダスキノガッサといういわゆる”レパルガッサ”構築に対しほぼ何もできずに何回か負けていたため、「ポケモンはそんな簡単に勝てるもんじゃねえ」という怨嗟の声を相手の耳にねじ込むためにねごとを採用した。

 初手のレパルダス対面でねごとを打てば、たとえH252振りでもマジカルシャインを引けば確定一発(100.5%~119.2%)が取れる。ヘドロばくだんを引いた時はHSの場合、一番上の乱数を引かない限り落とせないが(84.7%~100.5%)、3割で追加効果の毒も期待できるし、そもそもレパルダスはHを削りBにまわしている個体が有名なようで、実際ヘドロばくだん一発でレパルダスを沈めたこともあった。唯一シャドーボールを引いてしまった時が厳しいが、こちらがこだわっているとは相手から想定されにくいため、みがわりで粘るようなことはまずしてこない。次に打たれるであろういばるをかいくぐり、最速起きをしなければ2回目以降ののねごとでも相手を沈める可能性はある。きちんと計算はしていないが、7割程度の確率でレパルダスには勝てると考えて良いだろう。

 レパルダスさえ突破してしまえば、次に出てくるのは間違いなくメタモンであるため、ゲンガーを捨てて(そのまま突破してしまうこともある)、ギャラドスを死に出しすればほぼそこで勝ちが確定する。こういう害悪と呼ばれるような構築に一泡吹かせることができた瞬間はとても楽しいものである。また、ねごとを採用したことで、サザンドラトリトドンが誘うキノガッサを安全に受けることが可能になったことも付け加えておきたい。

 この構築はジャローダキノガッサのような草ポケモンの他、マリルリも相当重いので、素直にこの枠をフシギバナモロバレルに変えたほうが全体的な解決に繋がるのではないかという考えも途中頭をよぎった。しかしそうすると、今度はサザンドラゲッコウガに弱くなってしまい、パーティ全体のSラインもさらに下がってしまう。そしてなにより地雷を一つは仕込みたいという強い願望を満たしたかったため、今回のような構成に至ってしまった。選出率第6位。

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 上述しているように、このパーティはキノガッサジャローダマリルリがかなり重く、それに加えヘラクロスハッサムもかなり苦手にしています。さらに、でんきポケモン(というかロトム)を今回採用していないため、メガリザードンYや耐久型のトゲキッス入りの構築がかなりきつかったです。特にたまたまかもしれませんが、レート終盤はメガリザードンYの姿を見ることが多く、後手後手に回ってしまうことが多かったです。

 一方、構築構想段階で重いと考えていたバシャーモ入りやマンムー入りへの勝率は上々であり、メガボーマンダ軸のパーティ相手にもいつものように高い勝率をたたき出していました。サザングロスは基本的にボーマンダ軸相手には強く出れると言えるのではないでしょうか。肝心のメガガルーラ軸についてですが、だいたい全体の勝率と変わらない程度(6割前後)だったため、もう少しここで勝ちを稼げていればなあと反省しています。数を再び増やしたメガクチート軸についても、5割程度しか勝てておらず、問題を感じました。

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 最後に構築背景についてですが、当初はこの構築が本命ではなく、シーズン10の構築記事の際にも予告していた”一風変わったコンセプト”のパーティで乗り込むつもりでした。しかしそちらの厳選作業がなかなか終わらず、結局は場繋ぎのつもりで作ったこの構築でシーズン11をほぼ全て駆け抜けることになりました。

 そういうわけで、2200到達はできませんでしたが、当初思っていた以上の結果を出すことはできたのかなと思います。2200到達を逃したこと以外にも心残りがあるとすれば、最終2位を獲った方がサザングロスも使っていた(らしい)ということですかね。最強のサザングロス使いになれるよう、これからも頑張っていきたいところです。

 来シーズンもポケモンはやる予定なので、シーズン12に参加される皆様は何卒お手柔らかにお願いします……ということで、いつものことながら長々と書いたこの駄文をそろそろ締めくくりたいと思います。これからもどうぞよしなに!

 

 ●参照一覧

カラー「【S10使用構築】サザンガルドにまぬけ面 【最高レート2061】」『襟がしゃべるだけ』

SAZIN「【最高レート2097】SAZIN式メタグロスタン【第7シーズン】」『真正メタグロスタンを目指して』

ひぐま「【ポケモンORAS】ギャラクシーサザングロス【レート2125】」 『ぽこもんぶろまが』

ぶいえぬ「ORASレート2期連続最終2200構築 ポリクチにギャラはどうですかー!?」『勉強よりレートしましょ()』

ふるとり「スカーフゲンガー」『WITH PIXIE』

ペラ『Surfacebook』

   「【ORASシーズン9】先制!サザングロス【最高2129/最終2054】」 

   「【ORASシーズン10】まひるみサザングロス亜種【最終2106/73位】」

みちくさpk「性格補正のかけ方 ~11n調整~」『みちくさのポケモン用メモ~中堅勢のブログ~』

ライカ「【シーズン10最終2100達成構築】 鬼火バシャーモ始動 爆炎乱舞ぽーわンダ (2109)」『ライカの遠吠えブログ』

LIGHT「【害悪】いばみがレパルダスの調整と対策【いばる対策有り】」『害悪ポケモン殲滅日記』

ろく「【シングル】臆病眼鏡サザンドラ」『ろくの備忘録』

「レーティングバトル ΩR・αSリーグ シーズン11」『ポケモングローバルリンク』