【東方】汝は人狼なりや? 幻想遊戯【5-4/5-5/5-6】の考察
前回の投稿から2ヶ月近く空いてしまいましたが、僕がぼーっとしている間にもごんだむさんは意欲的に動画を投稿されており、ついには「【東方】汝は人狼なりや? 幻想遊戯」シリーズ5戦目もパート6まで投稿されてしまいました。
一応それぞれ中途半端に考察記事は書いていたのですが、今更5-4の考察から一つ一つやっていくのは冗長かなと思いましたので、今回はこれまでの結果を振り返っての答え合わせ、および最終予想の提出という形でいきたいと思います。
いよいよ終盤までの流れが見え始めてきたところで、内訳も徐々に固まってきた感がありますが、まだまだ油断を許さない展開。これからどうなっていくのか注視して参りたいところです。
……それにしても、このごんだむ人狼、回を追うごとにレベルが上がっているような気がします。そろそろ初心者村という謳い文句に偽りありと言われてもおかしくない境地にまで達してきているのではないでしょうか。
それには新しくレベルの高いプレイヤーが参戦してきていることもさることながら、もともといたメンバーのレベルアップも大きく関係しているに違いありません。
この動画は他のリプレイ動画と異なり、それぞれのキャラクターの中の人が変わらないため、夜会話や観戦視点も含め、プレイヤーたちがどう考えて成長していくのかがわかりやすい構造になっており、そこも魅力の一つだと考えています。
これから先、どこまでごんだむさんが動画を投稿してくれるのかはわかりませんが、なるべく最後まで見届けていきたいものです。
※素晴らしいドット絵はエルルさんからお借りしています。ありがとうございます!
※本文にはこれまでの動画のネタバレを多分に含みます。
※予想の箇所にはこれまでの予想も併記しています。
●最終内訳予想(5-3の簡易予想)※前回の予想/結果が違う箇所のみ赤表記
村人:椛 小悪魔 妹紅 紫(椛 小悪魔 美鈴 紫)
占い師:てゐ(てゐ)
共有者:燐 アリス
猫又:パルシィ(パルシィ)
狼憑き:藍(慧音)
人狼:フラン チルノ 魔梨沙 慧音(フラン チルノ 魔梨沙 藍)
狂人:幽香
妖狐:美鈴(妹紅)
冒涜者:空
●予想理由
村人:椛 小悪魔 妹紅 紫(椛 小悪魔 美鈴 紫)
基本的にこの予想はてゐが真占いという考えに立脚しているので、必然的に村人の配置はこうなる。妹紅は確実に役持ちだとパート1の段階から思っていたが、その予想は見事に外れた。結果論にはなるが、もう一度初期の発言を見返してみると、確かに妹紅の占いを恐れないような態度は、役持ちだとしたら共有か猫又のそれであり、この位置を狐と予想するのは無理があった。ありえたとしても狼だったので、ここは要反省。
占い師:てゐ(てゐ)
最初から最後まで占い師はてゐで決め打ちをしていたが、正直対抗の幽香の黒の出し方が的確すぎたため、一瞬だけ確信が揺らいでしまった。それでも最終的に幽香ではなくてゐ真を見たのは、黒判定の出る藍に的確に黒出しをしていること、そして妖狐候補である美鈴と小悪魔を比べた時に、美鈴のほうが”うまい”狐に見えたからである。妖狐の判断については下記にて。
ここは鉄板で良いだろう。実際のところ、どちらが真占いだったとしても、妖夢が偽霊能という内訳は相当薄いはず。速攻で退場してしまったため、特にコメントすることはない。
共有者:燐 アリス
言うまでもなく確定枠。燐の中の人は相当うまく進行していると思う。
動画の一部コメントでもあるように、狼憑きローラーをもっと早い段階からするべきだったという意見は一理ある。しかし、霊能ローラーから狼憑きローラーに意向した場合、17>15>13>11>9>7>5>3の9吊り7人外構成なので、霊能→偽霊能→偽狼憑き→狼憑きの順に吊った場合、残り5吊りで5人外である。次の吊りで偽占い師(フラン)を吊って4吊り4人外、人外と見られる空を吊ると3吊り3人外、その後占い師が呪殺を出してしまうと1吊り2人外(狂人含み)になってしまい、引き分け以下に持ち込まれてしまう可能性が高い。
確かに空が冒涜者で、吊る前に狐が呪殺され道連れが起きた場合は、6人(2吊り)2人外となり、村にとって有利な展開になる。とはいえ、進行次第ではそのように進まないことも考えられるため、一概に霊能ローラーの後に狼憑きローラーをするのが正解とも限らないのではないか。
このへんの計算は間違えている可能性が非常に高いので、お暇な方がいたら誰か間違いを正してくれると幸いです。
早い段階から慧音が狼である可能性について提言しており、それが現状の盤面に影響を与えているのはさすが。狩人だからといって自重したりせず、ガンガン意見を言い放っているところは咲夜さんだなあというしかない。一応冒涜者の可能性もあるにはあるが、ほぼほぼ確実に狩人で見てよいだろう。冒涜者の場合、あそこから狩人対抗に出るよりも、占い師候補の白位置として残っていたほうがはるかに良かったはず。
猫又:パルシィ(パルシィ)
対抗がいないため猫又は確定。残っているメンバーの中では視点が最も不安定だが、猫又は視点情報が全く無い上に、共有のような相談相手もいないため、そこを捕まえて批判するのはお門違いだろう。むしろ、自分の推理の不安定さを自覚し、あまり自分の意見にこだわらない方針を取ろうとしているところは好感が持てる。
狼憑き:藍(慧音)
妖狐の内訳に続き、ふたつ目の変更箇所。前回、真狼憑きを慧音で考えたのは、フランによる「チルノ身内切りからの慧音白出し」という2連逆囲いの戦略は、同じタイミングで真占い(あるいは白人外の誤爆)による真狼憑きへの黒出しがなければ効果が薄いと考えたためである。動画での流れ参考にすると、先にCOしたのは慧音であり、その後黒を打たれた藍がCOしたという順番だったため、この線は追っていなかった。単純に3日目までの発言を見たときに、より村らしい発言をしていたのが慧音だったということもある。
ただ、その後藍の発言が非常に良くなってきているのが気になった。また、今回の狼のブレイン像を考えて見た時、慧音のほうがよりそれらしい雰囲気をまとっているように感じられる。なんというか、慧音ぐらい頭が回りそうな人物であれば、2連続逆囲いを今回の戦略として持ってきそうなのである。
一方、藍が狼の場合、狼の戦略は狼憑きローラーをさせた後に、魔梨沙と妹紅のLW候補対決に持っていくということになる。こちらもありえない話ではない。実際のプレイヤーとして村に参加していた場合、どちらが真かは最後まで悩ましいところだろう。観戦視点では狼の夜会話も覗くことができるため、その会話の内容も含めて考えると慧音がLW濃厚かなと思うが、勝負はどちらに転ぶかわからない。
人狼:フラン チルノ 魔梨沙 慧音(フラン チルノ 魔梨沙 藍)
狼憑き候補の内訳以外は特に変更なし。一応【5-6】の動画では次の朝が迎えられるかどうかははっきり書かれていないが、あそこでの幽香噛みはさすがに誘導が露骨すぎる。ほぼ魔梨沙で見て良いだろう。
もちろん、露骨すぎる幽香噛みによって、吊り先を魔梨沙に誘導するという手法はありえる。とはいえ、単純にてゐと幽香の信用差を考えても、魔梨沙が村人という内訳を見るのは厳しい。
狂人:幽香
最終的な狂人の位置が幽香であれてゐであれ、上記の内訳が仮に正しかった場合、今回の狼陣営側のMVPは間違いなく狂人である。とにかく黒を出す位置が的確すぎる。冒涜者濃厚の空に黒を打ち、誤爆が相当ありえる位置でもあった妹紅への黒出しも恐れていない(このあたりは実際のCO順番だとてゐの魔梨沙黒打ちを見てから決めたのかもしれないが)。あまりにも色が見えているような占い方をするため、一瞬狐の可能性も疑ったレベルである。
実際の信用差としては、狼憑き候補に黒を出しているてゐに軍配が上がると判断したものの、色が見えない狂人という立ち位置で真占いと互角に近い立ち回りを演じられたのは、プレイヤーの強さを実感させられる。
妖狐:美鈴(妹紅)
占い師の真偽判断からたどっていくと、妖狐は美鈴ということになるが、これは全然想定していなかった。確かに過剰に自分占いを誘導してくるあたり、冷静に考えれば妹紅より逆に狐らしいといえたかもしれないが(てゐのあの指摘はごもっともである)、最後まで村人らしい態度を貫き通していた、うまい狐だったといえる。これまでの村での発言を考えても、美鈴ぐらいのプレイヤーならやってもおかしくない範囲である。
もし幽香が真占い師であり、妖狐が小悪魔なのだとしたら、もう少し妖狐らしい態度が見て取れるかもしれない。しかし逆に小悪魔は悪目立ちしすぎており、狐がそこまで露骨に動くのか?という疑念が生まれる。実際、自分も小悪魔を当初人外視していたものの、占い稼ぎおよび釣り稼ぎをしたい狂人か冒涜者で決め打っており、狐は考えていなかった。最初不安定だった発言内容も、後半は的を射たものになってきており、やはり小悪魔が村という内訳予想は崩すことができない。
冒涜者:空
黒打ちされるように動き、狩人をあぶり出すことによって占い噛みを加速させようというのが、今回の動きの主たる意図だったのだろう。実際、冒涜者は狐の位置すらわからないため、騙るのだとしたら占いか狩人であり、咲夜とくらべてどちらが人外に見えるかといえば間違いなく空のため、ここの予想は外していないはず。